iMS20 Help

EFFECT(エフェクト)

KORG iMS-20 は、以下のエフェクトを搭載しています。

  • シンセサイザー専用のエフェクト:1台
  • ドラムサウンド・エディット時に使用できるエフェクト:1台
  • ミキサー搭載のマスター・エフェクト:1台

これらのエフェクトを駆使して、音にさまざまな効果を与えることができます。ディレイ系やリバーブ系など計14種類のエフェクトから選択します。

シンセサイザー/ドラム用のエフェクト画面

effect_synth.jpg

マスター・エフェクト画面

effect_master.jpg


エフェクト共通のパラメーター

1
ON/OFF

オンの場合、エフェクトがかかります。オフの場合、エフェクトがかかりません。

2
EFFECT TYPE

エフェクトの種類を選択します。

3
EFFECT EDIT 1

エフェクト・タイプによりコントロールするパラメーターが変わります。

4
EFFECT EDIT 2

エフェクト・タイプによりコントロールするパラメーターが変わります。


エフェクト・タイプ

1
SHORT DELAY(ショート・ディレイ)

音を時間的に遅らせて聞こえるようにするエフェクトです。このディレイは、ディレイ・タイムの短い、クロス・フィードバック・ディレイと呼ばれるタイプです。テンポには同期しません。

ディレイ・タイムを設定します。

1: Time

ディレイの深さとフィードバックの量を調整します。

2: Depth

2
BPM DELAY(BPM シンク・ディレイ)

音を時間的に遅らせて聞こえるようにするエフェクトです。このディレイは、テンポに同期したクロス・フィードバック・ディレイと呼ばれるタイプです。

テンポに同期したディレイ・タイムを音符単位で設定します。

1: Time

ディレイの深さとフィードバックの量を調整します。

2: Depth

3
REVERB 1(リバーブ1)

ホール・リバーブの残響や臨場感をシミュレートします。

残響の時間を調整します。

1: Time

残響音のレベルを調整します。

2: Level

4
REVERB 2(リバーブ2)

大きいホール・リバーブの残響や臨場感をシミュレートします。

残響の時間を調整します。

1: Time

残響音のレベルを調整します。

2: Level

5
CHORUS/FLANGER(コーラス/フランジャー)

音をわずかに遅らせて音程を揺らし、原音と混ぜ合わせることで音にうねりや広がり、ビブラート感を与えます。

LFOのスピードを調整します。

1: Speed

効果の深さを調整します。右に回すほど、コーラスからフランジャーの効果に変わります。

2: Depth

6
EQ(イコライザー)

低音と高音のレベルを増減します。

低音を調節します。

1: Low Gain

高音を調節します。

2: High Gain

7
COMPRESSOR(コンプレッサー)

音量の差を圧縮して、音の粒立ちを揃えます。

コンプレッサの効き具合を調節します。

1: Sens

コンプレッサが効き始めるまでの速さを調節します。

2: Attack

8
VALVE FORCE(バルブ・フォース)

音に柔らかい歪みと太さを加えます。

音の歪みと太さの効き具合を調整します。

1: Tube Gain

9
LPF(ローパス・フィルター)

低音域の音だけを通過させることで、音色に鋭さを加えます。

カットオフ周波数を調整します。

1: Cutoff

カットオフ周波数付近の音を強調して、音にクセをつけます。

2: Resonance

10
HPF(ハイパス・フィルター)

高音域の音だけを通過させることで、音色に丸みを持たせます。

カットオフ周波数を調整します。

1: Cutoff

カットオフ周波数付近の音を強調して、音にクセをつけます。

2: Resonance

11
BPF(バンドパス・フィルター)

特定の周波数域以外をカットし、一部の音だけを強調することができます。

カットオフ周波数を調整します。

1: Cutoff

カットオフ周波数付近の音を強調して、音にクセをつけます。

2: Resonance

12
TALKING MOD(トーキング・モジュレーター)

入力音に母音フォルマントを付加して、人の声のような効果を与えます。

フォルマントを調整します。右に回すほど、[a]-[e]-[o]-[u]-[i] とスムーズに変化していきます。

1: Formant

フォルマント周波数の音程を設定します。

2: Offset

13
DECIMATOR(デシメーター)

サンプリング周波数やビット数を下げることで、チープなサンプラーのようなザラザラしたサウンドをつくります。

右に回すとサンプリング周波数の低い音(ローファイ)、左に回すとサンプリング周波数の高い音(ハイファイ)になります。

1: Frequency

右に回すとビット数の少ない音(ローファイ)、左に回すとビット数の多い音(ハイファイ)になります。

2: Bit

14
GRAIN SHIFTER(グレイン・シフター)

ある周期で、音をごく短い時間サンプリングし連続再生させます。

テンポに同期したサンプリング周期とサンプリング・タイムを音符単位で設定します。

1: Speed

エフェクト音とダイレクト音のバランスを調整します。

2: Balance