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2004年に、オリジナルのKORG Legacy Collection(KLC-1)がリリースされて以来ずっと、僕のプロジェクトのマルチトラックでは、いつもMS-20を使っているよ。 KORG Legacy Collection - ANALOG EDITION 2007のMono/Polyは最高なんだけど、オリジナルKLC-1から入っているMS-20は今でもずっとお気に入りなのさ。
MS-20の最高にイカした所は、フィードバックのパッチが組める所だ。 パネル右上にあるメインのアウトプット(もしくは、より出力の大きい「ヘッドフォンアウト」)からの信号を、パッチ・ケーブルを使ってパネル上のどこかのインプットに接続すれば、どんな種類の、非線形でエキゾチックな音も作り出すことができるよ。 もし、フィードバックのパッチを組んでいて、本当にちょっとでもフィルターのレゾナンスに何かひっかけてしまうことがあったなら、音を、角があるジャリっぽい音から制御不能な音にまでしてしまうんだ。 フィードバック信号をExternal Signal Processor (ESP)部分に突っ込んでやることは、もっとスゴいことなんだ! ESPは入力信号フィードバックの周波数を分析していてる。ピッチを検出したりもね。そして、信号がスレッショルド・レベルを超えるとトリガーを発生させることもできる。それらを使うと素晴らしいモジュレーションがかけられるってワケなのさ。
僕は、MS-20を4年間も使ってきたんだけど、コイツのセミ・モジュラー構造にはまだまだ可能性を感じているんだ。 この間、特製パッチ用のサウンド・バンクを作り上げてきたよ。128音色もある凄くご機嫌な仕上がりのMS-20用パッチのサウンド・バンク、例えばハードなリード、ベース、パッド、それにSFX、これを皆に使ってもらえることにワクワクしているんだ。Enjoy!
Date : 2008/04/25
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